王子嫌いなお姫サマ☆


あぁ―…



やっぱり怖かったんだ……


当たり前だよな……


俺は雫を力の限り抱きしめた



泣いてもいいんだ……。



俺には雫を抱きしめることしか出来ないけど―……


俺を頼ってほしい…。



俺の胸の中で肩を震わせながら泣く雫



そんな雫があまりにも小さく、そして弱々しく感じた


いつも雫は強がるから、辛いことがあっても我慢するんだろう



それを見落とすことの無いように……


俺が雫を守れるように……


そうやって支えていきたい……。




そう思った。



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