王子嫌いなお姫サマ☆


目が覚めた結城さんを見て、本当によかったと思った



でもそんな俺らの気持ちとは裏腹に「死ねなかったんだ―……」そう呟いた結城さん



その言葉に背筋がゾクッとした


何がそこまで結城さんを追い込んだのか……


何故自殺をしようなんて思ったのか……


そんなことを誰1人として聞くことは出来なかった




もう時計は夜中の1時を示してる



恐らく雫は今日学校休むだろう。



だけど流石に俺らは行かねぇとな。



「じゃあ雫、また今日の夕方に来るわ。」


「じゃあ俺らも帰るか。」


「そうだね。」



俺が言った後に秀哉と黒田もそう告げた



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