王子嫌いなお姫サマ☆
次の日もいつも通り学校に向かった
何より雫と結城さんの事が心配で一睡も出来なかったけど……。
学校につくとすぐに秀哉と黒田が俺に近づいてきた
「おはよ。」
「あぁ。」
「相変わらず、王子は愛想がないなぁ―。」
そう言う黒田
「うっせ。」
余計なお世話だ。
「まぁまぁ―。龍は昔からこんなんだから。あの笑顔は姫専用だもんなぁ―♪」
こいつの笑顔もイラつく。
「つ―かさぁ。前から思ってたんだけど、その王子と姫ってなんなわけ?」
「「……あだ名?」」
イヤイヤ。
ハモっている上に?マーク出されても……
「だって藤宮は王子っていう愛称だったし――」
「そうそう。それに王子と付き合ってるなら雫ちゃんはやっぱり姫じゃん♪」
だからなんでそうなる……。