王子嫌いなお姫サマ☆
ま。俺に取っちゃ、ありがた迷惑だけどな。
だってそうだろ?
俺はイメチェンする前から好きだったのにさ、イメチェンしてから雫を好きだって言う男たちが増えてきたし。
雫は俺のだっつ―の!!
でも、黒田と雫のお兄さんならお似合いな気がする。
そんな事を思いながら放課後が来るのを待った
「おい、龍。行くぞ」
放課後秀哉に呼ばれて黒田、俺の3人でお見舞いに行った
昨日とは違い、人がたくさん歩いている病院の廊下
昨日の出来事が嘘のように感じる
「何て言って入るべきなんだろ……?」
病室の前で足を止めて突然そう言った黒田
どう接したらいいか正直俺にもわからねぇ―。