王子嫌いなお姫サマ☆
「んじゃ、私たちこっちの道だから。」
「あぁ、またな。」
黒田と秀哉は俺たちと別れて帰って行った
「……にしても、本当によかったな。結城さん。」
「……あ、うん……。」
さっきからずっとこの調子
……おかしい。
元気も無い。
やっぱり疲れてるのか?
「じゃあ、また明日な。」
そういつも通りに雫を家に送り届けて、帰るつもりだった……なのに……
「ねぇ、龍。」
俺を呼び止める雫
「ん?」
「…………あたしと別れてほしいの……。」
「……え。」