王子嫌いなお姫サマ☆


――――――――………


「ハハハッ!まじウケるよな―佐倉。お前にあんなこと言うなんて」



放課後になって秀哉が爆笑しながら俺に話しかけてきた。



「笑うな!!」


今はこいつの笑みすらウザく感じる



「悪ぃ悪ぃ―。でもさお前もあんなこと言われたの初めてだろ?」



「っ……まぁ―な。」



「やっぱり面白いな。佐倉って。」



面白いって……



俺は全然面白くねぇよ……



「つ―かお前いいのかよ?資料作り。」



資料作り?



「あっ!」



すっかり忘れてた


周りを見渡したが佐倉の姿はない



まぁ―予想してたけど……


俺は急いで資料室に向かった


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