王子嫌いなお姫サマ☆


「この前のファミレスに来て。」


「は?なんで私が!?」



俺の事を許して無い様子


「……ちゃんと、ちゃんと雫と向かい合いたいんだ…。雫を支えてやりたい…」


何故か震える声



「……はぁ―…。やっとその気になったか。わかった。どうせ秀哉くんも呼ぶつもりなんでしょ?」


その通り……


黒田の後に電話しようと思っていた



こいつには何でもお見通しみたいだ


「じゃあ秀哉くん連れてきて。それと私、ちょっと遅れるかもしれないから。」


「あぁ、わかった。」



それだけ言って電話を切った



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