王子嫌いなお姫サマ☆
それからすぐに秀哉に電話をした
ほんの数分で秀哉と合流し、ファミレスに向かった
賑やかな店内
どこにでも有りそうな風景
俺たちは適当に席を決め、座った
「なぁ―…話しって姫のことだろ?つ―ことはちゃんと姫と話せたんだ。」
「……イヤ、話せなかったんだよ…。逃げられたみたいな。」
「はあ?逃げられた?」
「あぁ。……でもやっぱり、雫なんか合ったと思う…。様子、変だったし…」
「そっか。……だから俺らに相談しようとか思ったんだろ?」
やっぱりこいつにも何もかもお見通しみたいだ……。
俺の周りの奴らは鋭いヤツばかりだ……
「まぁ―そんなとこ。」
「で?美結ちゃんも呼んだんだろ?」
「あぁ。でも来るの遅くなるとか言ってた。」