王子嫌いなお姫サマ☆
「待った!!」
毎回のように引き止める
でも今回は
「雫はちゃんと王子と話すべきだよ。」
そう。ひき止めたのは黒田だった
「私たちはあっちの席にいるからさ。ね、秀哉くん。」
「あ、あぁ。」
雫を無理やり俺の向かい側の席に座らせ、黒田と秀哉2人は移動した
未だに状況が上手く把握出来てない俺たち
「………」
「………」
そして2人して無言
そんな沈黙に堪えられず、俺は口を開いた
「……なんかごめんな。」