王子嫌いなお姫サマ☆


「待った!!」


毎回のように引き止める



でも今回は


「雫はちゃんと王子と話すべきだよ。」



そう。ひき止めたのは黒田だった


「私たちはあっちの席にいるからさ。ね、秀哉くん。」



「あ、あぁ。」


雫を無理やり俺の向かい側の席に座らせ、黒田と秀哉2人は移動した



未だに状況が上手く把握出来てない俺たち


「………」


「………」


そして2人して無言


そんな沈黙に堪えられず、俺は口を開いた



「……なんかごめんな。」



< 257 / 334 >

この作品をシェア

pagetop