王子嫌いなお姫サマ☆
「っ゙!!」
「龍!!」
倒れた龍が心配になり、つい駆け寄ろうとした
――ギュッ
「雫!!」
そんなあたしの腕を強く掴むお兄ちゃん
………わかってる
これはあたしが選んだ結果だって
なのに……苦しいよ……
「……それでも……それでも俺は雫が好きだ。」
……龍ッ
ゆっくり立ち上がりそう言った龍の言葉が胸にしみた
「ッ!!お前こそなんなんだよ!!」
ヤバい!お兄ちゃんがキレた!!
お兄ちゃんのキレ方が尋常じゃないってくらい、誰でもわかる