王子嫌いなお姫サマ☆
「雫―っ。準備出来たか―?」
「ちょっと待って―。」
今日は雫とデートの日。
昨日は一晩中、雫を求めてしまって結局雫は朝帰り
どうしても家に帰りたいって言うから仕方なく、今は雫の家
俺は別に、昨日の制服姿でも全然よかったんだけどな?
「おまたせ―♪」
そう言ってリビングに小走りで来た雫
肩を出した薄いピンクのシフォンワンピースに髪を軽く巻いている雫
ちょっと胸、見えそうなんだけど……
でもいつもと全然、雰囲気が違う―……
「……かわいい」
「へっ////」
「え?!!」
ヤバっ!今俺、声に出てた??