王子嫌いなお姫サマ☆
「うん、ありがと。」
それからお金を払ってカフェを出た
「ねぇ―、いいじゃん。行こうよ―」
「ちょっと!やめてください!!」
えっ!?
あれって雫?!!
「彼氏と来てるんです!!」
「えぇ―。そんな奴いねぇ―じゃん。」
そう言って雫の肩に手を置いた
――イラッ
「俺の彼女に何かよう?」
「龍!!」
男の手を雫の肩からはね除けた
「んだよ。マジで彼氏と来てたのかよ。」
そう言ってナンパの奴らは人混みに入っていった