王子嫌いなお姫サマ☆


「うん、ありがと。」



それからお金を払ってカフェを出た



「ねぇ―、いいじゃん。行こうよ―」


「ちょっと!やめてください!!」



えっ!?


あれって雫?!!



「彼氏と来てるんです!!」


「えぇ―。そんな奴いねぇ―じゃん。」



そう言って雫の肩に手を置いた


――イラッ


「俺の彼女に何かよう?」


「龍!!」


男の手を雫の肩からはね除けた



「んだよ。マジで彼氏と来てたのかよ。」



そう言ってナンパの奴らは人混みに入っていった



< 311 / 334 >

この作品をシェア

pagetop