王子嫌いなお姫サマ☆


「捨てられてなんかいませんから!!」


そう言ったものの本当は不安で仕方ない


「え―。強がんなって。彼氏、イケメンだったじゃん。あんなイケメンと釣り合う相手なんてそう、いないだろ?」



「っッ!」



やっぱりあたしじゃ、龍に釣り合わないよね……



いつも思ってた…


あたしなんかが彼女でいいのかなって……


龍は人気もあってカッコよくて……



なのにあたしには何も無い……



何も自慢するような物を持っていないんだ。



「ほら。だから、俺たちと行こ♪」



強く腕を掴まれた……その時


――グイッ


「俺のに触らないでくれる」

後ろに引っ張られ、抱きしめられた



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