王子嫌いなお姫サマ☆


――ギュッ


「龍……?」


優しく包み込まれる



「ごめんな……。置いていったりして……」



「……うぅん。」


龍の背中にゆっくりと腕を回した


「あたしの方こそごめんね…。……あたし、自信無かったの。」


「え……?」


ドキドキと胸を打つのがわかる



「あたしは龍に釣り合わないんじゃないか……。もっと龍には素敵な人がいたんじゃないか…って………」



「なっ!?」



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