王子嫌いなお姫サマ☆


「……落ち着いたか?」



「……うん。ね―、ここって―…」


「ん?」


「なんでここに連れてきてくれたの?」



周りは真っ暗なのに、見下ろす景色がイルミネーションみたいに光り輝いている



「……前から何か悩んだ時とか、ここに来てたんだ。」



「……そうなんだ」


そんな大切な場所に、あたしを連れて来てくれたなんて……



「……んで、その時から決めてた事があるんだ……。」


「決めてたこと……?」



「あぁ。」



ゆっくりとあたしの体を離した



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