王子嫌いなお姫サマ☆
ッっ!!
ほんの少しの月明かりで、あたしの目に写し出されるシルバーの指輪
「……これ…。」
「……だから予約って言ったたろ?」
フッと笑う龍
「……ッ……ウッ……」
「……泣きすぎだから。」
ポンポンと頭を撫でてくる
「だってぇ―……!」
こんな状況で泣かない人はいないでしょ?!
――チュッ
「……ッっ!!」
「……愛してるよ。雫。」
……やっぱりあたしは、王子サマにベタ惚れみたいです。