王子嫌いなお姫サマ☆
「俺も手伝うよ」
腕捲りをしながら、そう言ったお兄ちゃん
「いいからっ!彼女と一緒に居なよ。」
ってか居てくださいっ!
彼女の視線が痛いんだってばぁ―!!
「あぁ―彼女ね……」
とだけ呟いて、彼女のいるソファーのところに戻っていった
はぁぁ――…
まずは一安心
…………ではなかった
「あのさ、もう帰って。」
何を思ったか、お兄ちゃんは冷たく彼女にそう言い放っていた
はぁ?何言ってるの!?うちのバカ兄は!!
「なんで!今来たばっかじゃん!!」
明らかにキレている彼女