王子嫌いなお姫サマ☆


「俺も手伝うよ」



腕捲りをしながら、そう言ったお兄ちゃん



「いいからっ!彼女と一緒に居なよ。」


ってか居てくださいっ!


彼女の視線が痛いんだってばぁ―!!



「あぁ―彼女ね……」



とだけ呟いて、彼女のいるソファーのところに戻っていった



はぁぁ――…


まずは一安心



…………ではなかった



「あのさ、もう帰って。」



何を思ったか、お兄ちゃんは冷たく彼女にそう言い放っていた



はぁ?何言ってるの!?うちのバカ兄は!!



「なんで!今来たばっかじゃん!!」



明らかにキレている彼女



< 35 / 334 >

この作品をシェア

pagetop