王子嫌いなお姫サマ☆
休み時間になり、また秀哉と話し込む。
すると秀哉の名前を呼ぶ小さな声
その声の先を見ると小柄な女が立っていた。
確か………
「あぁ―佐倉。どうした?」
そう!!佐倉雫!!
小柄な体型に長い髪を2つに結んで、たくさんのノートを両手で持っている。
きっとこういうのが誰もが認める優等生ってことなんだろうな。
秀哉の問いに少し微笑んで
「これ、ノート。みんなに今、返していってるの」
そう言って微笑んだ。
「あっ、そっか。ありがとう」
秀哉もニッコリ笑ってノートを受け取った