王子嫌いなお姫サマ☆
だから一生許して貰えないって、思ってた
俺が近づかない方が、確実にいいともわかっていた
でも…………
なぜか友達からのカラオケの誘いを断っている自分がいた
謝って許して貰えるなんて思ってない
でも、謝らないといけない。
そんな気がした。
教室に引き返したのはいいものの、なんて声をかけたらいいのかわからず、ただ立ち竦んでいる
佐倉は俺に気づいてないみたいだし……
後ろから見る佐倉の背中は、なんかすげぇ―小さく感じた
……それになんか温かい気持ちになった