王子嫌いなお姫サマ☆
そしてゆっくりと秀哉から俺に視線をずらした
「はい…、これ。」
あ、あれ?
なんだ?この温度差……
さっきまでの笑顔が嘘のように無くなった。
そして冷たい口調
「あ、ありがとう。」
俺は戸惑いながらもノートを受け取った
すると…、すぐにクルッと体を動かして、他の生徒にノートを配り始めた
秀哉に渡した時のように、微笑みながら……
「なぁ?あいつって……」
「ん?あいつって佐倉のこと?龍が女に興味持つって珍しいな。」
「イヤ……興味ってほどじゃ……ってかそんなことじゃなくて、あいつ俺に対しての態度おかしくねぇ―か?」