王子嫌いなお姫サマ☆


ダルい………


重い足取りのまま学校に向かい、教室に入る



「おはよ―♪」


相変わらずテンションが高い美結



「おはよ。」


それに比べてテンションが低いあたし


「どうした?雫、くま出来てるよ……。」



「あっ……うん……」



心配そうにを美結があたしを覗き込んでくる


「もしかして、私が言ったことで一晩中考えてたとか!?」



ん―……


「半分当たりなような、ハズレなような……」



「はぁ?」



首を傾け、意味わからないという顔



「だ、だから……」



言う?言うべきなの?



「王子のこと好きって、自覚しちゃったとか?」


「えっ!?////」



な、なんでわかったの!?


ってか誰にも聞こえてなかったよね?



焦ってキョロキョロと周りを見渡す



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