月と太陽の事件簿11/愛はどうだ
本屋を出た達郎は亜季のマンションへ向かった。
道すがら、名刺にあった亜季の携帯番号に電話をかける。
「はいもしもし」
「月見ですが今どちらですか」
「ついさっき買い物を終えたところです」
「僕は亜季さんのマンションに向かってるところです」
「あ、そうなんですか」
「僕の方が先に着くかもしれませんね」
「すみませんが待っててもらっていいですか?すぐに戻りますので」
「わかりました」
達郎は電話を切った。
亜季の住むマンションへはそれから5分もしないうちに着いた。
マンションは赤レンガ模様の10階建て。
縦だけでなく横も広い。
学生が一人暮らしするには豪華過ぎるマンションだった。
彼女は裕福な家の生まれらしい。
達郎はマンションの入口に目をやった。
さすがにガードマンは立っていなかったが、セキリュティは万全だろう。
だとしたらマンションの前で待つのは、はばかられる。
道すがら、名刺にあった亜季の携帯番号に電話をかける。
「はいもしもし」
「月見ですが今どちらですか」
「ついさっき買い物を終えたところです」
「僕は亜季さんのマンションに向かってるところです」
「あ、そうなんですか」
「僕の方が先に着くかもしれませんね」
「すみませんが待っててもらっていいですか?すぐに戻りますので」
「わかりました」
達郎は電話を切った。
亜季の住むマンションへはそれから5分もしないうちに着いた。
マンションは赤レンガ模様の10階建て。
縦だけでなく横も広い。
学生が一人暮らしするには豪華過ぎるマンションだった。
彼女は裕福な家の生まれらしい。
達郎はマンションの入口に目をやった。
さすがにガードマンは立っていなかったが、セキリュティは万全だろう。
だとしたらマンションの前で待つのは、はばかられる。