月と太陽の事件簿11/愛はどうだ
「洗濯物が散らかってたのを注意したりするのは普段から?」
「昨日はたまたまだよ。なんか目についたもんだから…」
「その直前、奥さんに何か言われましたか?」
「クリスマスイブなのに帰りが遅かったねと言われたけど、今までイブを祝ったりはしなかったから…」
「それで洗濯物のことを?」
「逆ギレしたわけじゃないよ。さっきも言ったけど、強く言った記憶はない」
達郎はメモをとりながら、なるほどとうなずいた。
「何かわかったのかい」
木村はみたび身を乗り出した。
「これはあくまで僕の想像で、そういった可能性があるという仮定の話に過ぎないのですが…」
達郎はメモを眺めながら言った。
「もどかしいなぁ」
木村の反応はもっともだった。
「もったいぶらずに教えてくれよ」
そう言われ、達郎はそれならとうなずいた。
「ではまず一つめ…」
「ちょ、ちょっと待ってくれ!?」
木村はあわてた。
「昨日はたまたまだよ。なんか目についたもんだから…」
「その直前、奥さんに何か言われましたか?」
「クリスマスイブなのに帰りが遅かったねと言われたけど、今までイブを祝ったりはしなかったから…」
「それで洗濯物のことを?」
「逆ギレしたわけじゃないよ。さっきも言ったけど、強く言った記憶はない」
達郎はメモをとりながら、なるほどとうなずいた。
「何かわかったのかい」
木村はみたび身を乗り出した。
「これはあくまで僕の想像で、そういった可能性があるという仮定の話に過ぎないのですが…」
達郎はメモを眺めながら言った。
「もどかしいなぁ」
木村の反応はもっともだった。
「もったいぶらずに教えてくれよ」
そう言われ、達郎はそれならとうなずいた。
「ではまず一つめ…」
「ちょ、ちょっと待ってくれ!?」
木村はあわてた。