ふたつの雪だるま
甘い告白
『雪が降ったよ。凄く綺麗だから、持って帰りたくなった。でも、出来ないから、写真で我慢。明日、帰るからね。』
綺麗な雪景色が携帯の画面一杯に写し出された。
「綺麗。」
昼食を取りながら、まぁくんからのメールにみとれていた。
少しだけ北の地方に出張に出掛けた彼。
一週間の出張は、付き合い初めて半年の私たちには少し長いお別れ。
でも、寂しいなんて言えなくて、
「久しぶりにのんびり出来るね。」
なんて強がりを言う私を笑って見てた。
「泣くなよ?」
「まさか。まぁくんこそ仕事途中で放り投げて帰って来ないでよ?」
「いくら俺でも仕事はさすがにちゃんとします。これでも結構出来る男ですから。」
綺麗な雪景色が携帯の画面一杯に写し出された。
「綺麗。」
昼食を取りながら、まぁくんからのメールにみとれていた。
少しだけ北の地方に出張に出掛けた彼。
一週間の出張は、付き合い初めて半年の私たちには少し長いお別れ。
でも、寂しいなんて言えなくて、
「久しぶりにのんびり出来るね。」
なんて強がりを言う私を笑って見てた。
「泣くなよ?」
「まさか。まぁくんこそ仕事途中で放り投げて帰って来ないでよ?」
「いくら俺でも仕事はさすがにちゃんとします。これでも結構出来る男ですから。」
< 1 / 15 >