[詩集]極彩色のツメアト

リーフ

日だまりに、冷たい風。

甘い温度。

密やかなメロディに、

残る微熱。

仰いだ空。

ざわめく木々に、鳥の鳴く声。



幾多もの人々は、皆、一枚の葉を掴んでは、物語を書き記す。



夕暮れに溶けゆく、二人の影。
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