優しい告白
「飯作って。」
電話一本で呼び出された。
バイトもなかったから、久しぶりに逢えるから、張り切ってやってきた。
定番のオムライスを平らげ、幸せなまったりとした時間を過ごそうとソファに座った途端、この紙切れヒラヒラが始まった。
大きく深呼吸をひとつ。
「チケット、欲しかったの知ってたの?」
「行きたいってこないだ言ってたじゃん。」
「覚えてたんだ?嬉しいな。」
行きたかった塁の先輩アイドル、凛くんのミュージカル。
ちょっぴり上目使いで見つめてみる。
ほら、私の勝ち。
「まぁな。ほら。」
少しだけ耳が赤い。
「二枚?どうしようかな。誰誘おう。」
「あ?」
「あ?……え?」
きょとんとしてる。
「二枚……だよね?」
電話一本で呼び出された。
バイトもなかったから、久しぶりに逢えるから、張り切ってやってきた。
定番のオムライスを平らげ、幸せなまったりとした時間を過ごそうとソファに座った途端、この紙切れヒラヒラが始まった。
大きく深呼吸をひとつ。
「チケット、欲しかったの知ってたの?」
「行きたいってこないだ言ってたじゃん。」
「覚えてたんだ?嬉しいな。」
行きたかった塁の先輩アイドル、凛くんのミュージカル。
ちょっぴり上目使いで見つめてみる。
ほら、私の勝ち。
「まぁな。ほら。」
少しだけ耳が赤い。
「二枚?どうしようかな。誰誘おう。」
「あ?」
「あ?……え?」
きょとんとしてる。
「二枚……だよね?」