愛情の距離



「尚?痛いんだけど…」



「うわっ!わりぃ。」



潤の腕を抱えながら考え込んでいた俺は、力加減を間違えたらしい。



「どーせ夏奈ちゃんのこと考えてたんだろ?」



「っせ……!」



図星を突かれたから、仕返ししてやった。
何をしたか……?



腕をねじった。



「痛ててててっ!!」



< 157 / 230 >

この作品をシェア

pagetop