愛情の距離





「夏奈。」



「んー?」



目を開けて安藤尚を見ると、いつになく真剣な顔で。

いったい何事かと思って黙っていると、



「俺、夏奈が好きなんだ。」

「……う、うん。」



じゃなきゃ困るよ…?





少しまた間が開いて、
安藤尚は何かを決意したように顔を上げた。





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