愛情の距離



夕飯はとても楽しかった。



アメリカのホテルのこと、

安藤尚とちゃんと会えたこと、

今日華と買い物を楽しんだこと、

メジャーを観戦できたこと…



いろんな話をして、リビングには笑い声が絶えなかった。





「じゃあ、おやすみ。」

「うん、また学校でね!あたし、今日華のおかげで一歩踏み出せた。ありがとう」

「や、やだ!そういうのいいから!」



真っ赤になる今日華。
あたしって愛されてるな~
なぁんて、優也君をからかってみようかな?

「またね!」

うちに帰っていく今日華と優也君。

あたしもいつかまた、安藤尚と並んで歩けるんだよね!




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