愛情の距離
入っていたのは手紙。
「夏奈ちゃんに頼まれたんだ。…安藤尚に渡してくださいって。礼儀がなってていい子だよな~」
「当たり前だろ。お前が言うといかがわしいからやめろ」
「はいはい。じゃ、俺はこれで。研究室あとお前しかいないから、泊まるならともかく帰るなら鍵かけろよ!」
「了解、さっさと帰れ」
潤という、一番うるさいやつがいなくなるだけで、今までだって2人だったのに5人くらいいなくなった気分になる