愛情の距離










「ぷっ…………!あはは!」



泥棒が笑いだした。

え?日本人?



あたしはモソモソとベッドから顔を出した。



でも、顔を出したのに目の前は真っ暗で、あたしの頭は、暖かい何かに包まれていた。





「俺はここにいるよ……泥棒なんて来てないよ。」



「え?」





あたし……

誰かに抱きしめられてる?




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