〔短〕クリスマスプレゼント
放課後、私は学校近くのファミレスに奈津美とともに来ていた。




「彼達、仕事終わってくるらしいから、もうすぐ来ると思うよ。」




二人で待つ間、頼んだドリンクバーを飲んでいた。




「なんか、強引に連れて来ちゃってごめんね。
康平がさ、絶対由架連れて来いって。
それじゃないと、俺が殺されるって切羽詰まった声で電話してくるから、私も焦っちゃった。
なんか、気が動転してて、よく考えてなかったけど、その人はそれだけ由架に本気って事なんだよね。」




そんなに一生懸命になってくれる人ってどんな人だろう。




< 5 / 30 >

この作品をシェア

pagetop