星屑飴〜*・こんぺいとう・*〜
ある日。
いつもの通学の帰路-みち-。
立ち寄る公園で…
王子様を見つけた―。
…えっ。
何だろう!?
あの、キラキラのオーラ…
吸い込まれそう…。
陽(ヒカリ)に透けた、茶色の髪。
細身の体型に、背は…180センチあるか、ないかくらいかな?
足も、長い。
モデルみたい…。
ぽーっッ///
と、見惚れていた。
私の視線に気づいたのか、振り向いた。
「……。」
む、無言で見ないでよ。
私だって、何すれば、どうすればいいのか……
言葉が出ない。
数秒後、
「キミ、誰?」
…えっ?あっ…わ、私は…
(山野 美樹=やまの みじゅ)
って、心で伝える。
い、いや…相手には聞こえてないって。
「あ、あの…」
「…何?」
「…ごめんなさい!!」
「え…何が?」
「えっと…ずっと、見つめてしまって…」
きゅん…///
心臓が、音を鳴らす。
─…好き。
初めての感情。
一生、感じることなんてないと思ってた、想い。
私の恋が始まる…―。