キミの魔法
4.彼の夢、私の夢



私の考えは確信へと変わった。


あれから彼は勉強で分からなかったところをたまに私に聞いてくる。


聞いてくる内容で受験勉強かなぁと、なんとなく決めつけていたけど。

きっと受験科目なんだろうなっていう教科しか聞いて来ないから確信に変わった。



でもやっぱり私にはバレたくないのか、たまにしか聞いて来ない。


何で秘密にするんだろう。

もっとちゃんと応援してあげたいのに。


「毎日聞いてくれてもいいんだよ?」

「はあ?必要ねー」


またうそ。

もう私気付いてるんだよ。

受験勉強だって分かってるんだよ。


拓真は隠し事がヘッタクソだなぁ。

バレバレ過ぎてもう付き合ってられないよ。










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