運命
ガラガラガラッ…
そこにはハゲていてデブなおっさんが懐中電灯を顔に照らしながらいた。
皆は一斉に叫んだ。
早梨『うぎゃぁー出た!!』と言いながら大規の腕を掴む早梨。
優依『もうやめてぇぇぇ!!来ないでぇぇぇ!!』とブレザーを頭に被りながら机を投げようとしている優依。
美紅『でたぁぁ!!雄輔でたぁぁ!!』と指を指す美紅。
哲志『…俺もう…ダメ…』倒れそうになっている哲志。
仁美『うわぁぁ!!ぎゃぁぁ!!凌ちゃん!!』と言いながら凌の後ろに隠れる仁美。
雄輔が殴りかかろうとすると拳を捕まれた。
雄輔『えっ…!?』
よくよく顔を見ると高階先生だった。
雄輔『高階…じゃ…ん』
高階先生『高階とはなんだ…。早く戸締まりして帰りなさい。』
全員『はぁーい。』
高階『このドア開けずらいな…』と呟きながら去っていった。
大規『なんだ…高階かょ。』
哲志『びっくりさせんなょ。あのハゲ。』
雄輔『あぶねー俺殴るとこした…。けど高階なら一発殴っとけばよかったな。』
美紅『まぁー高階でよかったから皆もう帰ろっ♪♪』
優依『優依、ダーリンからもう学校の前に着いたっていうメールきたから!!帰るねっ♪皆バイバイ♪♪』と手を振る。
哲志・大規・仁美『バイバイ♪♪』
雄輔『じゃぁねぇい↑↑』
早梨『あっ、バイバイ♪♪』
美紅『優依、バイバイ♪』
さっきの事はなかったかのように皆、中途半端にしていた荷物をまとめ教室を離れそれぞれの帰り道を歩いた。