キラ☆キラ
カ「分かってる。分かってるけど、どうしても本人目の前にすると言えないんだよ」

ミ「はぁ〜。このままじゃいつまでたっても友達のままだし、誰かに持ってかれちゃうかもよ」

カ「誰かって誰だよ!」

ミ「俺とか!!」

カ「ありえないし(笑)」

ミ「そんな笑うとこかよ。まぁ、言ってみただけだけどよ。でも、結構蓮華人気があるんだぜ」

カ「えっ!!マジ!てっきり人気があるのは桃かと思ってたけど」

ミ「桃も確かに人気があるけど、蓮華は何か密かなファンがいるっぽい」

カ「まぁ、蓮華可愛いしな。人気でるのも分かるわ」

ミ「おぃ!!納得するなよ。だから、誰かに先越されるかもしれないってこと」

カ「そうだな!誰かと蓮華が付き合うとこ何て見たくねぇし。それだけは嫌だな」

ミ「だろ。だから、早く告れよ。応援するからさ」

カ「分かった。頑張ってみるわ」

僕は自分の事で頭が一杯で、水月が自分の事よりも僕の事を思って応援してくれているなんて、水月が僕と同じように蓮華の事を好きだなんて知らなかったんだ。

その事を知るのはもう少し後の事になる。
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