スモーク

「あっそって・・。
あ、あのねっ、明日の放課後、体育館裏まで来てほし・・。」

「なんで?」

桃香の言葉を聞き終える前に陽希が聞いた。

「なんでって・・その・・
いろいろあって・・っ。」

「俺は、そのいろいろが聞きてぇんだけど。」

「いやー、その・・えっと・・
とりあえずっ、来て下さいっ!!
じゃあ明日、待ってるねっ!!」

「おいっ!!ちょっと待・・」

プープープー・・

「・・まじかよ・・まじダリい・・。」

つーか、なんで俺のこと知ってんだよ・・。

そもそも、桃香なんてやつ、いたか?

しかも非通知でさ・・。

・・まじ迷惑。

陽希は心の中で愚痴り続けた。
< 7 / 11 >

この作品をシェア

pagetop