スモーク
「そ。
すっげぇ可愛いらしいよ。
俺は噂しか聞いたことねぇし、よくわかんねーけど。」
「・・そっか。」
確かに今、思い返すと・・
声もちょうどいいくらいに高くて可愛かった気がする・・。
「・・てか、なんで?」
雄介が机にほうずえをついて尋ねた。
「いや・・それが昨日、あいつから電話きてさー・・」
その後のことも簡単に話した。
全て話し終わったとき、雄介は少しニヤついて
「それ、絶対告白じゃん♪」
と冷やかした。
「んなわけねぇだろっ。」
「わかんねーじゃん♪」
「いやいや・・
なんで俺なんかを好きになるんだよ・・」
「好みってもんは人それぞれだからなぁ・・」