ブランケット
今だってほら。
「…多分?」
向こうの壁を向いて、ベッドに寝そべっている。
私の小首ちゃんはどうなるんだろうか…?
「わかんねぇ、仕事入るかもしれない。」
「でもこの前は大丈夫だって…。」
言ってたのに。
最後まで話を聞かずに、朝貴は寝息をたて始める。
溜め息をこらえて、朝貴にシーツを掛けて寝室を離れた。
午後6時。
どんなに宜しい小学生でもまだ寝ている時間。
高校生の私は朝貴のマンションに半同棲中。
といっても、留守が続くから観葉植物に水をあげたりしている。