ブランケット
那瑠はまた困惑した目。
「そうやって怒るの、嫌い。」
宙ぶらりんな格好はキツくないのか?
那瑠は良壱の質問には答えず、少し顔を背けた。
「…誰だよ。」
ちなみに、俺ではないから。
と心の中で言う。
「良壱、好き。」
…きっと酔った那瑠には話の順列は関係なくなるんだろう。
「…あぁ。」
そう言った良壱は、もう那瑠が泣いてた事は良くなったのか、返事をした。
そして、呆れるくらいの熱いキスをして那瑠と抜けていった。
…傍迷惑な恋人だ。
そして、彼女の方は魔性だし。
酔い猫
(夏弥side)
END.