ブランケット

「おーい。一年マネージャー?」

「あ…はい。代理選手ですよね。」

「そ。で、ユニホームナンバー教えてくんない?」

二年とかそんなの感じさせないような話し方。

私は…気づかないうちに江鳩先輩に吸い込まれていたんだ。

「…五番です。」

記録用紙を見ながら答える。

江鳩先輩は、頷いて「ありがと。」と言い部室を出て行く。

…一目惚れ?

私は完全に、江鳩先輩の虜になっていた。




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