ブランケット
咲に報告。
「今度の試合、江鳩先輩がでる。」
「良かったじゃん。」
最近、疑問に思う事。
「江鳩先輩って、彼女いるのかな?」
咲は指を顎に当て、考える仕草をした。
口を開く。
「聞いた事はないけど、どうなんだろうね。」
聞いた事がないなら…聞けば良い!
江鳩先輩がグラウンドのサッカーゴールの所で、リフティングをしていた。
「江鳩先輩。」
呼びかけるとこっちを向いてくれる。
いざとなるとやっぱり怯んで、聞けない。