雪の日に会えたら.
出会い♪
ハプニング
今の季節は春。
桜がひらひら舞う中、
クラス替えも終わり
私は高校生活二度目を
向かえた。
始業式のために
体育館へ移動中。
確実に長いと思われる
校長の話だけを聞きに
行くような気がして
足が重い。
学年ごとに列で並び、
長い長ーい
校長の話が始まった。
クラス替えからの緊張で
寝不足だった私は
今まさに眠気がピーク。
やば、本気で眠いかも…
「ふぅあー…ぁっ!!」
ついつい出てしまった
あくびを慌てて手で
押さえるももう遅く、
みんなの注目が校長から
私へと移った。
わざとらしく咳ばらいを
して私を睨む校長へ
「す、すいません…」
と小さく謝った。
恥ずかしいっ!私今、
顔絶対赤い。
一気に眠気も覚め、
やっとなっがーい校長の
話が終わった。
自分のクラスへ
ぞろぞろと戻り、
黒板に貼られた座席を
確認して席へと座った。
最悪。
まさかの1番前…
がっかりしていると
小学校から仲がよくて親友のひかりちゃんが
「瑠依ー!!」
って呆れた顔をしながら
私の元へと歩いて来た。
「瑠依でしょ、さっきあくびしてたの」
「えへへ、だって寝不足だったから」
「全くー、こっちが恥ずかしかったよ。ってかクラス同じでよかったね!!」
そういえば、
去年は違かったんだよね、
「うん!私も嬉しいよー」
新しいクラスで
浮かないか少し心配
だったけど、
ひかりちゃんがいて
くれてよかった。
ひかりちゃんは短い髪が
似合ってて
何かと頼りになる
お姉さんタイプ。
私はいつも迷惑をかけて
ます…
その他にも
中学からの友達で、
愛ちゃん、杏奈ちゃん、
つかさちゃんがいた。
ちなみに私の隣の席は
幼なじみのしーちゃん
こと北沢真也でした。
何だか楽しいクラスに
なりそうだなぁ…