夢うつつ

瞬ちゃんの
名前を聞いて、
わたしの心臓の音は
早まった。


瞬ちゃんに


何かあったの?



聞こうと思ったけど
言葉がでない。

ゴクンと唾を
飲み込んだ。


だけど わたしが
聞く前に、南里が
先に口を開いて言ったんだ。
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