春風
泣きながら走って、
たどり着いたのは学校だった。
あたしにとって、学校は第2の居場所。
行けばとりあえず皆が居て、
わいわい騒げて、
笑顔になれるから。


その時だ。
「あれ?薗田さん。」
声のした方を見ると、
そこには佳佑くんが居た。
「佳佑くん…。」
「今日は日曜だけど、
何でいるの?
泣いてるみたいだし、
何かあった?」
あたしは今日の出来事を
佳佑くんに話した。
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