春風
気がつけば、
自宅に帰って来ていた。
最近気づいた事だけど、
あたしの家と柚の家って
そんなに離れて
ないんだよね。
その時、柚が追いかけてきた。
「柚!!」
「…ったく、
何なんだよ、お前は。
いきなり出てくし。」
「だって…
紗彩ちゃんが
気になるんだもん。
距離は近いし、
不安になるよ…。」
「大丈夫だっつの。
まぁ、完全に
意識しない事は
難しいけどさ、
あいつは佳佑のものなんだし。」
「やっぱ、意識しちゃうんだ…。」
「そんなの
お前の時だって一緒だよ。」
「何それ?」
「たまに佳佑が
お前と一緒に居ると、
モヤモヤするんだよ。
一緒に居るなとは
言わねぇけど、
俺だって
妬いてんだよ。」
「…あたしと
佳佑くんは何でもないよ。
たまに悩み相談
してるだけで…」
「だから何で
あいつなんだよ!!
悩みなら
俺だって聞くし、
アドバイスだって
出来るだろ?」
「それは…」
(柚の事だからだよ…。)
そう思った。
自宅に帰って来ていた。
最近気づいた事だけど、
あたしの家と柚の家って
そんなに離れて
ないんだよね。
その時、柚が追いかけてきた。
「柚!!」
「…ったく、
何なんだよ、お前は。
いきなり出てくし。」
「だって…
紗彩ちゃんが
気になるんだもん。
距離は近いし、
不安になるよ…。」
「大丈夫だっつの。
まぁ、完全に
意識しない事は
難しいけどさ、
あいつは佳佑のものなんだし。」
「やっぱ、意識しちゃうんだ…。」
「そんなの
お前の時だって一緒だよ。」
「何それ?」
「たまに佳佑が
お前と一緒に居ると、
モヤモヤするんだよ。
一緒に居るなとは
言わねぇけど、
俺だって
妬いてんだよ。」
「…あたしと
佳佑くんは何でもないよ。
たまに悩み相談
してるだけで…」
「だから何で
あいつなんだよ!!
悩みなら
俺だって聞くし、
アドバイスだって
出来るだろ?」
「それは…」
(柚の事だからだよ…。)
そう思った。