春風
まずは自分たちの
クラスへ寄ってみた。
懐かしそうな顔をする柚。
もう2ヶ月も行っていない。
「柚、ちょっと
自分の席座ってみて。」
「?…おう。」
柚は言われた通りに
自分の席に座った。
真ん中の列、前から三番目。
まさに教室のど真ん中。
あたしは教卓に回り、言った。
「それではこれから
授業を始めたいと思います!!」
柚は驚いた顔。
それから呆れたような顔になって、
ついに笑い出した。
「ははは!何だそれ。」
「いいから、聞いてて。」
「はいはい。」
「それでは
出席をとります。
返事をしてください!」
「はいはい。」
「もう、
今しちゃだめ。」
「何なんだよ…。」
「高辻 柚くん。」
「はーい。」
「元気がない、もう一回!
高辻 柚くん。」
「はい。」
「よろしい。」
あたしはそれから柚に
遅れている分の
勉強を教えた。
柚はもう諦めて
静かに話を聞いていた。
クラスへ寄ってみた。
懐かしそうな顔をする柚。
もう2ヶ月も行っていない。
「柚、ちょっと
自分の席座ってみて。」
「?…おう。」
柚は言われた通りに
自分の席に座った。
真ん中の列、前から三番目。
まさに教室のど真ん中。
あたしは教卓に回り、言った。
「それではこれから
授業を始めたいと思います!!」
柚は驚いた顔。
それから呆れたような顔になって、
ついに笑い出した。
「ははは!何だそれ。」
「いいから、聞いてて。」
「はいはい。」
「それでは
出席をとります。
返事をしてください!」
「はいはい。」
「もう、
今しちゃだめ。」
「何なんだよ…。」
「高辻 柚くん。」
「はーい。」
「元気がない、もう一回!
高辻 柚くん。」
「はい。」
「よろしい。」
あたしはそれから柚に
遅れている分の
勉強を教えた。
柚はもう諦めて
静かに話を聞いていた。