極上の★スイートラバー



あたしは呼び出した先輩の顔を、じっくりと見ていく。




「自分達が先輩に対して堂々とアタック出来ないからって、あたしに当たらないで下さいよ」



「なっ…!」



「本当の事でしょう?先輩に嫌われたくなくて、いつもニコニコ笑顔でいる人達は、あたしに喧嘩売る筋合いなんか―――」




言葉を言い終えようとした瞬間、あたしの頬に衝撃が走った。


あたしは、目の前で手を振り上げている、リーダー格の先輩を睨みつける。




「生意気なんだよ…!テメーなんか消えちまえ!猛くんだって迷惑で困ってるんだよ!」




そう言い捨てると、先輩達はそそくさとあたしの前から去っていった。




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