極上の★スイートラバー



ズキズキと痛む頬を押さえながら、あたしの頭の中ではさっきの先輩の言葉がリピートされる。




―――「生意気なんだよ…!テメーなんか消えちまえ!猛くんだって迷惑で困ってるんだよ!」―――




…もし、さっきの先輩の言葉が本当だとしたら?


なんだろう。

ものすごく悲しいよ。




「先輩っ…、猛先輩っ…!」




あたしはとうとう我慢できなくなり、その場にしゃがみ込んだ。



…先輩は迷惑なのかな?

あたしの告白は、もしかして重荷だったのかな…?



自分の気持ちしか考えていなかったあたしに、なんだか腹が立ってきた。



さっきの先輩達の言葉を鵜呑みにするんじゃないけど…

あたし、先輩から離れた方がいいのかな…?




.
< 11 / 48 >

この作品をシェア

pagetop