極上の★スイートラバー



だけど、先輩の身体は筋肉が思ったより付いていたらしく、あたしの威力を簡単に受け止めてしまった。




「…お前なぁ、抱き付くならもう少し優しくしろよな」



「あははーっ…!」




この数日間、一体なんだったんだろう。


くよくよ悩んでいたあたしがバカみたいじゃない。



そうだよ。あたしは猛先輩を見ると、全てが無かったように気持ちが浄化されていくんだ。



先輩はあたしの、精神安定剤。

あたしの癒しの存在だ。




「そんなにニヤつくな。俺が悪い事してるみたいだろーが」



「にゃははー!」



「…聞いちゃいねぇな」




はぁ…と先輩がため息をついた事は、知らんぷり知らんぷり。




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